金本の真面目日記

金本の真面目日記

東条英機と天皇の時代

 

東條英機と天皇の時代 (ちくま文庫)

東條英機と天皇の時代 (ちくま文庫)

 

長かったけど読み終えました。楽しく読めました。tha blue herbboss the MCが「時代は変わるpart2,3」という曲で歴史を叙述した後、「当法廷は……」とか言って歴史に

判決を下すけど、金本という法廷は東條に対して「悪い奴には違いないけど、嫌いにはなれない奴」という判決を下しました。 東條はただの天皇のことが大好きな真面目マンであり、たまたまあの時代に生まれ、成り行きで総理になってしまい、周囲に怪しい人たちが集まって利用されただけなのではという感を抱きました。総理なんかにならず一軍人として立派に玉砕しとけばよかったのにとも思います。「あとがき」で、昭和の末になると独房にいたはずの東條と同じ房だったと言い張る爺さんが大量に現れマスコミに東條礼賛思想を売り込んでいたという話が書かれてあり、あの戦争をやってた世代の恐ろしさを感じました。

www.youtube.com